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国家中国語能力試験推進委員会

国家中国語能力試験推進委員会(Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu, 以下SC-TOPと略す)は、2005年11月、中華民国教育部のプロジェクトとして設立された組織です。当委員会(2007年1月に、名称を中国語試験センターからSC-TOPに改めた)は、「中国語能力試験」の研究開発及び推進専属部門であり、世界各地に広がる中国語学習の動向に対応すべく、主に台湾対外の中国語能力試験の研究開発と推進につとめてきました。

  • 一、中国語能力試験内容の企画
  • 二、中国語能力試験問題の充実
  • 三、コンピューターシステムによる中国語能力試験の開発
  • 四、台湾対外の中国語能力試験の推進
  • 五、全世界規模を目指した中国語能力試験の開拓とその提携協力

SC-TOPは2005年11月、正式に設立され、国立台湾師範大学校長の張國恩氏が主任委員でを務めています。
SC-TOPは、その業務の性質により、研究開発、試験の推進、情報システム、総合業務の四つのチームに分けられます。
仕事内容等、詳細は以下の通りです:

研究開発チーム:

  1. すべての中国語試験の開発
  2. 試験問題の確立とその管理
  3. 中国語試験に関する専門分野の研究
  4. 試験結果の統計と分析
  5. 中国語試験関連書籍の研究開発及びその編集

情報システムチーム:

  1. 標準試験問題システムの確立
  2. 試験問題の自動情報処理化
  3. コンピューターシステムによる試験問題の開発
  4. コンピューターセキュリティシステムの設立及びその保護

試験推進チーム:

  1. 中国語能力試験の企画と宣伝
  2. 中国語能力試験に関わる仕事
  3. 試験の海外実施に関する企画と遂行
  4. 国内外における関連機関との協力及びその交流の推進
  5. 試験関連サービスの提供

総合業務チーム:

  1. 職員の募集及び新入社員の雇用とその関連事項
  2. 職員の職務分配とその管理
  3. 年度予算案の規定
  4. 必需品の買い入れと取り扱い
  5. 必要経費の管理、確認及び削減等
  6. SC-TOPの財産管理
  7. 一般総務及び仕入れ
  8. その他行政庶務

国家中国語能力試験推進委員会の沿革

2001年8月 中国語能力試験の企画を開始し、国立台湾師範大学国語教学センター、華語文教学研究所(大学院中国語教育学科)、及び心理教育試験センターの三つの研究チームで共同開発を始めた。
2003年12月 中国語能力試験を初級、中級、上級の三つの試験として正式に実施した。
2005年11月 教育部の管轄の下、中国語試験センターを設立、同時に国家レベルの試験にまで発展できることを目標とし、国内外の普及にあたるよう、中国語能力試験の研究開発と推進につとめる。
2005年11月 「児童向け中国語能力試験」の研究開発を進める。試験の対象年齢を15歳以下まで広く拡大する。
2006年3月 「段階性成果発表及び中国語能力についての座談会」を開催し、各中国語教育センターならび中国語関連学科で活躍する著名教授、且つ各専門学校教務課長方々に参加要請した。
2006年4月 海外での中国語学習者の需要に応えるべく、「中国語能力試験入門編」の研究開発にあたった。
2006年5-6月 中国語能力試験を正式に国外へ普及するため、初めにタイ、イギリス、日本、アメリカ、韓国の五カ国で試験を実施した。
2006年6月 台湾の北、中、南部各地で初めてコンピューターでの試験を実施した。
2006年6月 児童向け中国語能力試験が試行される。韓国ソウルにある華僑の小学校、韓国西南部の全羅北道地区に位置する華僑小学校、及び、台北にある韓国華僑小学校においての挙行。
2006年12月 国立台湾師範大学、逢甲大学、静宜大学、中山大学ならびに文藻外語学院で中国語能力試験プリテスト(模擬試験)を実施した。
2007年1月 中国語能力試験の英文名称をTest Of Proficiency-Huayu:TOPと決定した。また、当委員会を国家中国語能力試験推進委員会(Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu, SC-TOP)と改めた。
2007年3月 「中国語ライティング能力試験」の研究を進める。
2007年3-4月 中国語能力試験は、イギリス、韓国、アメリカ、タイ、日本から、ベトナム及びフランスにまで開催され、各国から定評を受けた。
2007年10月 フランス語能力試験の専門家であるMr. Gilles Breton、及びフランス教育部(日本の文部省にあたる国家組織の一部)の中国語総督學白樂桑教授台湾へと招待し、ヨーロッパ共同言語参考フレーム(CEFR,The Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment)に対応している議題に対して、本委員会の研究開発担当者と意見が交換される。
2007年11月 「基礎レベル中国語能力試験」が正式に試行される。
2008年1月 「中国語能力指標」の制定を開始する。中国語を教えること、学ぶこと、評価することについて共同の統一した標準を設定する。
2008年11月 中国語ライティング能力試験を試行する。
2008年12月 中国語スピーキング能力試験を試行する。
2009年2月 国内オンライン申込システムを正式に導入する。
2009年11月 「児童華語文能力測験」を正式に実施する。
2010年8月 「華語文能力測驗」の英語名を「Test of Chinese as a Foreign Language」に変更し、略称は「TOCFL」である。
2011年10月 「華語文口語測驗(口頭試験)」と「華語文寫作測験(作文試験)」の基礎級と進階級の試験を正式に実施する。
2013年1月 歐洲共同語文參考架構(CEFR)との比較研究を完成させ、「華語文能力測驗」を三等六級に設定する。三等は入門基礎級、進階高階級と流暢精通級に分れ、各等は成績によって更に二つのレベル(2つの級)に分け、合わせて入門級、基礎級、進階級、高階級、流暢級、精通級という6つのレベル(6級)となる。
2013年5月 「華語文聽力測験(リスニング試験)」と「華語文閱讀測験(読解試験)」の入門基礎級と進階高階級と試験を正式に実施する。
2013年8月 オンライン申込システムを海外(韓国)で初めて使用し、受験生情報の正確性と申込の利便性を高める。
2013年10月 「華語文口語測驗(口頭試験)」のオンライン採点システムを正式に導入する。
2013年10月 パソコンによる「聽讀測験(リスニング&読解試験)」は海外(ベトナム)で正式に実施する。
2013年11月 「華語文口語測験(口頭試験)」と「華語文寫作測験(作文試験)」の進階高階級を正式に実施する。
2014年1月 「兒童華語文能力測験」の正式試験成績表にリスニングと読解の能力についての評価を加え、より豊富かつ多方面の情報を提供して、受験生にご自身の中国語のレベルを把握して頂く。
2014年5月 華語文聽力測験(リスニング試験)」と「華語文閱讀測験(読解試験)」の流暢精通級試験を正式に実施する。
2014年5-6月 華語文聽力測験(リスニング試験)」、「華語文閱讀測験(読解試験)、「兒童華語文能力測験」とACTFL指標との比較基準の設定研究を完成させることによって、本試験をアメリカ州と欧州の二大言語能力指標に対応させることができた。
2014年11月 「華語文口語測験(口頭試験)」と「華語文寫作測験(作文試験)」の入門基礎級を正式に実施する。また受験生にご自身の中国語のレベルを把握して頂くよう、試験成績表に各スキルの能力についての評価を加え、より豊富かつ多方面の情報を提供する。
2015年1月 ACTFL指標との比較研究の結果に基づいて、「華語文聽力測験(リスニング試験)」「華語文閱讀測験(読解試験)」「兒童華語文能力測験」の正式成績表に対応しているACTFLの等級を明記し、試験の応用範囲を拡大する。
2015年3月 華語文聽讀測驗正式導入雲端測驗技術,並於美國休士頓施測。「華語文聽力測験(リスニング試験)」「華語文閱讀測験(読解試験)」のネット試験を正式に導入し、アメリカのHoustonで実施する。