台湾の国家中国語能力試験推進委員会による、中国語を母語としない人向けの台湾華語能力試験です。
TOCFL(華語文能力測驗)は、台湾の國家華語測驗推動工作委員會(国家中国語能力試験推進委員会:Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu, 以下SC-TOPと略す)が開発を行い、全世界への普及を推進している、台湾華語(中国語)を母語としない人向けの能力試験です。
2001年8月に計画が始まり、国立台湾師範大学の中国語教学センター、中国語教育研究科(大学院)と心理教育試験センターが共同で研究開発を行いました。2003年12月、本検定試験は正式に施行され、受験者の国籍は60ヶ国以上に増えています。
本検定試験の合格者には、認定書が与えられ、以下の目的で活用されています。
- ◇「台湾奨学金」を申請する為の参考基準として
- ◇外国人留学生を募集している台湾の大学、専門学校等において中国語能力の参考基準として
- ◇就職活動をする際の中国語能力の証明として
※現在、台湾国内の多くの専門学校、大学や大学院が本検定試験を入学申請条件、あるいは中国語能力の参考基準としており、多くの企業、法人も台湾駐在決定の参考基準としています。
当検定試験の受験レベルの目安として、聴解試験、読解試験とも、以下の学習時間、語彙数を参考にしてください。
本検定試験の目的は台湾華語学習者の日常生活における言語使用能力を測ることにあり、特定の教材に基づいての出題は行っていません。試験内容は様々な日常生活の場面を想定して出題されて、題材は実生活に近く、そして多元的です。例えば、聴解試験では、日常会話、広告、ラジオ、公告、スピーチ、天気予報など異なるジャンルが出題のソースとなっており、読解試験では、広告、公告、手紙、メモ、天気予報など異なるジャンルが出題のソースとなっています。出題される短文も文学、科学、芸術、天文、歴史など異なる領域をテーマとしています。